10月に入り、今年も残すところ
3か月となりました。毎年のことですが、
月日のたつのは早いものだと感じます。
季節の変わり目は、着るものの調整も難しく、
体調を崩しやすい時期でもあります。
皆様も無理をなさらず、お過ごしください。
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さて、今回は10月3日に開催された、
西陣病院の病診連携の会に
出席したというお話です。
正式には「西陣クリニカルカンファレンス」
という会で、今回で15回目になるそうです。
地域の先生方と一緒に、講演を聞かせていただきました。
病診連携という言葉は、患者さんには
少しわかりにくいかもしれませんが、
病院と私たち診療所が協力して診療することです。
普段は当院で診療を受けていただき、
詳しい検査や入院、手術などが必要な場合には、
病院の先生にお願いすることがあります。
その際に、お互いの顔を知っていることや、
日ごろから相談できる関係があることは、
やはり大切なのではないかと思います。
今回の講演では、西陣病院で行われている
肛門疾患に対する治療のお話を伺いました。
当院でも日々診療している、身近な分野です。
同じ肛門の病気でも、症状や状態によって、
お薬で様子をみる場合もあれば、
手術を考えた方がよい場合もあります。
西陣病院ではどのように診療されているか、
当院からご紹介する際のことも考えながら、
興味深く聞かせていただきました。
特別講演は、京都府立医科大学の
皮膚科教授、福本毅先生のお話でした。
「世界トップレベルの医学を地域へ」というテーマでした。
先生ご自身がアメリカに留学されていた際に、
どのような研究に取り組まれていたか、
そのころのお話も交えて講演してくださいました。
そして、その研究が現在の皮膚科学や、
免疫の働きを利用した治療に、
どのようにつながっているかをお話しくださいました。
免疫チェックポイント阻害剤という、
がん治療に使われるお薬のお話などもあり、
皮膚科の研究の広がりを感じました。
普段、皮膚科というと、湿疹やかぶれなどを
思い浮かべる方も多いかもしれません。
私も日々の診療では、そうした症状をよく拝見します。
そこから、体の免疫の仕組みや、
様々な病気の最先端の治療へとお話がつながり、
大変興味深く聞かせていただきました。
難しい内容もありましたが、
普段の診療だけでは触れる機会の少ないお話を
伺えるのは、ありがたいことだと思います。
講演会の後には、情報交換会がありました。
地域の診療所の先生方と、診療についての
ちょっとしたお話や、近況報告などをしました。
近くで診療していても、それぞれ忙しく、
ゆっくりお話しする機会は案外少ないものです。
お顔を見てお話しできる、よい時間となりました。
また、西陣病院外科部長の福本先生とは、
これからの地域の肛門科診療について、
じっくりとお話しする機会がありました。
肛門科で有名だった渡辺医院さんが閉院され、
当院にも肛門の症状で受診される患者さんが
多くなっています。
長年通っておられた患者さんにとっては、
次にどこへ相談すればよいか、
戸惑われることもあったのではないかと思います。
肛門の症状は、なかなか人に話しにくく、
気になっていても受診をためらわれる方が
いらっしゃる分野でもあります。
そのような方が、あまり我慢を重ねずに、
安心して相談できる場所を、
地域の中に残していくことは大切だと思っています。
当院で診療を続けていく場合と、
西陣病院での手術をお願いした方がよい場合を、
どのように考えていくか。
また、当院と西陣病院で協力しながら、
今後も地域の肛門科をどのように支えていくか。
そうしたことを、いろいろとお話ししました。
日々の診療で感じていることもお伝えでき、
気がつけば、時間を忘れてお話ししていました。
私にとっても、大変ありがたい機会でした。
当院だけで、すべてに対応できるわけではありません。
困ったときに相談でき、必要な治療をお願いできる
先生がいてくださるのは、本当に心強いことです。
また、当院では十分にカバーしきれていない
循環器の領域について、内科主任部長の
中森先生にもご挨拶申し上げました。
心臓の病気についても、専門の先生に
相談しながら診療を進めることが必要です。
こちらの連携も、大切にしていきたいと思います。
西陣病院は、西陣地区だけでなく、
さらに広い地域から見ても、
非常に重要な役割を担っている病院です。
私たち診療所からの相談や紹介を受けてくださり、
検査や入院、手術など、
幅広い診療に対応していただいています。
また、第二日赤や大学病院などの、
より高度な医療を行う病院との間でも、
地域の診療を支える役割を果たしてくださっています。
私たち開業医にとっては、
本当になくてはならない、信頼できる病院です。
いつも患者さんを診ていただき、ありがたく思っております。
患者さんにとっても、普段通っている医院から、
必要なときには安心して病院を受診できることが、
大切なのではないかと思います。
今回お話しできたことを、日々の診療にも生かし、
これからも様々な診療科を通じて、
西陣病院との連携を深めてまいりたいと思っております。
吉岡医院 吉岡幹博




