今週木曜日神戸で開催されている
JDDW2026という学会に
参加してきました。
JDDWとは日本消化器関連学会週間の略で、
消化器内科、消化器外科、内視鏡、
肝臓などの学会が合同で開催されます。
国内でも最大級の医学系学会であり、
全国から多くの医師や医療関係者が
集まる、大変規模の大きな学会です。
これだけの学会を開催できる都市は
限られており、近年は神戸での開催が
恒例となっています。
通常の学会は週末の3日間が多く、
日々の診療に追われている私には、
なかなか参加する機会がありません。
JDDWは木曜日から日曜日までの
実質4日間の日程で開催され、
現在、最終日はオンライン講演です。
木曜日から始まる学会ですので、
木曜休診の当院では診療を休まずに
初日だけ参加することができます。
今回は久しぶりに質の高い講演を
いくつか聞くことができ、
有意義な一日となりました。
また、学会の楽しみの一つが、
医療機器メーカーによる展示会です。
最新の医療機器を実際に見ることができます。
当院でも新しい内視鏡の導入を考えており、
オリンパスと富士フイルムの
両社の展示ブースを訪問しました。
特に期待しているのが、
患者さんの負担を軽減できる、
細径の大腸内視鏡です。
オリンパスでもようやく新しい
細径モデルが登場するかもしれず、
今後の展開が楽しみになりました。
もう一つ注目しているのが、
AIを利用した内視鏡診断です。
近年、この分野は急速に進歩しています。
オリンパス、富士フイルムともに
独自のAI技術の開発を進めていますが、
今回特に印象に残ったものがありました。
昼食を取りながら講演を聞く
ランチョンセミナーで紹介された、
AIメディカルサービス社の技術です。
胃カメラで胃がんを発見する際に、
静止画像による判定だけでなく、
リアルタイムで病変を検出するものです。
実際の検査中にAIが診断を支援する
という技術は、胃がんの見落としを
減らすうえで期待できると感じました。
実は、このAIメディカルサービスの
代表である多田智裕先生は、昨年7月に
当院を訪問してくださっています。
その際には、AI内視鏡の将来について
直接お話を伺う機会があり、
大変貴重な経験となりました。
あれから1年余りが経ち、
今回の学会で技術の進歩を目の当たりにし、
改めて驚かされました。
当時の訪問については、
昨年8月7日のブログに詳しく
書いておりますので、ご覧ください。
AIによる内視鏡画像診断の会社の代表が当院を訪問されました(2025年8月7日)
もちろん、AIだけで診断ができる
わけではありませんが、医師の目を
補ってくれる存在になると思います。
ただ、こうした最新の機器を
導入するには相応の費用がかかり、
資金面も含めて検討が必要です。
できるだけ良い内視鏡を使用し、
検査の精度をさらに高めることで、
患者さんに還元できればと思っています。
久しぶりの学会参加でしたが、
新しい知識や技術に触れることができ、
大変刺激を受けた一日となりました。
全日程を参加することはできませんが、
最近はセッションの配信があり、
オンデマンドで視聴が可能です。
便利な時代になりました。
また勉強をして
日々の診療に役立てたいと思います。
吉岡医院 吉岡幹博
吉岡医院 吉岡幹博
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