夏本番を迎え、
暑い日が続いております。
皆さん体調は如何ですか?
さて8月が近づき、
オリンピックまで後わずかです。
開会式は5日だそうです。
日本の各競技の選手団も、
少しずつ現地入りをはじめ、
にわかに盛り上がってきました。
4年に1度の祭典です。
選手たちには全力を出し切ってもらいたいと、
心から思います。
一方で今大会は、テロの懸念や治安の悪化、
政治の腐敗、経済の問題とか、
今までのオリンピックにはない不安も感じます。
セキュリティーは万全だろうか、
選手は競技に集中できるだろうかなどと、
余計な心配をしてしまいます。
また直前になりドーピング問題で、
ロシアの選手の参加が危ぶまれたりと、
クリーンなイメージも損なわれています。
と何となくマイナスイメージの多い大会ですが・・・、
さらに健康面で懸念されていることでは、
「ジカ熱」の流行が挙げられます。
「ジカ熱」はあまり聞きなれない病気ですね。
私も今回のブラジルでの流行で、
初めて名前を耳にしました。
私も医療従事者として無関心でいるわけにいかず、
医師会からもこの病気についての、
いくつかの情報提供、注意喚起がされております。
ということで今回は、
この病気について少しお伝えしたいと思います。
「ジカ熱」は正式には,
「ジカウイルス感染症」と呼ばれる
ウイルスによる感染症のことです。
ジカウイルスは1947年に、
ウガンダのジカ森林のアカゲザルから、
初めて分離されたそうです。
アフリカの森林や洞窟には、
エボラのように恐ろしいウイルスが潜んでいますが、
このウイルスもルーツはそこにあるようです。
過去には2007年ミクロネシアのヤップ島、
2013年にはフランス領ポリネシア、
2014年にはイースター島で流行したそうです。
日本では海外からの輸入例が過去に3例あり、
今回のブラジルでの流行では今年の2月に、
ブラジルからの輸入例が1例報告されています。
感染源となるのは蚊です。
デング熱と同じヤブ蚊属によって媒介されます。
日本ではヒトスジシマカというものだそうです。
しかしジカウイルス感染症には、
別の感染経路が存在すると考えられています。
報告では、胎盤や産道を経て、
母親から赤ちゃんに垂直感染する事例、
輸血や性行為で感染する事例があります。
ジカウイルス感染症で、
健康な子供や大人に感染した場合を、
「ジカウイルス病」と分類するそうです。
その場合約2割の人が、
2~13日の潜伏期間を経て、
皮疹や発熱などの症状が出現します。
そのほとんどは自然治癒するそうで、
重症化することはあまりないようです。
また母子感染により先天性異常をきたした場合は、
「先天性ジカウイルス感染症」と分類するそうです。
このあたりは報道されているので、
皆さんもご存知かと思いますが、
ブラジルでは小頭症の赤ちゃんが急増しています。
有効な治療は今のところないそうです。
そうなると、
感染しないようにする必要があります。
予防としては、
ワクチンがありませんので、
蚊に刺されないような対策が必要です。
皮膚が露出しないように、
長袖長ズボンを着用し、
虫よけスプレーで予防します。
また性行為での感染については、
どの程度の頻度で発生するかや、
精液中にとどまる期間はわかっていません。
従って流行地から帰国した男性は、
妊娠中のパートナーがいる場合には、
妊娠期間中は避妊具の使用が推奨されています。
今のところ国内での発生例はなく、
感染したとしても軽症で済み、
必ずしも怖い病気ではありません。
しかし現時点で、
詳しくわかっていないことも多く、
確定的なことも言えないようです。
何より妊婦さんが感染した場合には、
子供に先天異常をきたす可能性があり、
この部分に関しては事態は深刻です。
ということで今回のリオオリンピック、
様々な問題や懸念があり、
大会が無事に行われるよう祈るばかりです。
ブラジルは日本からは程遠く、
行かれる方は関係者を除いては、
それほど多くないと思われます。
ただ、
現地でオリンピックを、
じかに観戦するときには、
ジカに感染しないように、
注意なさってください!
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