京都市上京区の胃カメラ・大腸カメラ・婦人科・一般内科・小児科 吉岡医院

医療法人博侑会 吉岡医院
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誰にでもフィットする胃カメラを目指して

2018年2月27日

昨日、今日と昼間とっても暖かかったですね。
朝の出勤時も少しずつ明るくなってきて、
春の訪れを予感させてくれます。

風邪もインフルエンザも、
ようやくピークを過ぎた感じで、
いつもながらの平穏な診療に戻りつつあります。

皆様の体調はいかがでしょうか。

 

 

さて今日は胃カメラのお話です。

当院での胃カメラは以前より、
経鼻内視鏡、経口内視鏡の2種類で、
患者様のご希望で選んでいただいてきました。

経口用はハイビジョンで高画質のものですが
やや太さがあり喉の負担があります。
逆に経鼻内視鏡は細くて楽ですが、
やや画質や操作性に劣ります。

一長一短があるわけです。

 

今まではこの2種類でやってきました。

しかし患者様の中にはハイビジョンの太めの内視鏡が、
鎮静剤を用いてもしんどかったりする方もおられます。

そのような方には経鼻内視鏡を使用していますが、
ピロリ菌の除菌後や、胃がんの術後の方では、
もう少し良好な画質で検査を行いたいと思うこともあります。

 

つまり経鼻内視鏡には及ばないものの
ある程度細くてかつある程度画質の良い経口内視鏡が、
必要かなと思うようになりました。

 

そこでこの度、
ハイビジョン(太さ9.5mm)と経鼻内視鏡(太さ5.4mm)の
ちょうど中間ぐらいの経口内視鏡(太さ7.7mm)を
ラインナップに加えました。(ハイビジョンではありません)

 

この胃カメラは決して新しい機種ではありませんが、
これまでに何度か修理の際の代替機として
使用したことがあったのですが本当にいい仕事をします。

 

喉の負担が本当に少ないのです。
ずっといいなあと思っていたのですが、
少し前の機種なので何となく様子を見ていました。

 

今この胃カメラが当院にやってきて、
すごく頼もしく思っています。

野球で言うと、
今年メジャーからヤクルトに戻った、
青木を獲得した気分です。

わかりづらいですか(笑)

多少ピークは過ぎているが、
普段から安定感があり、
大事な場面でいい働きをするという意味です。

 

やはりいくら高画質でも、
患者様に苦痛が大きければ、
きっちりした観察や処置は行なえません。

そういう意味では、
普段の一般的な胃カメラの検査としては、
ちょうどバランスの良いものだといえます。

 

胃カメラの苦痛や負担は本当に個人差があるので、
どれだけ患者様に合った内視鏡を選択するかが、
今後検査を受け続けていただくためにもとても大切です。

来年度からは一般の診療所でも、
胃がんの内視鏡検診が開始されるという話もあり、
鎮静剤を使わない検査も多くなると思います。

その時にはこの内視鏡を使用し、
比較的良好な画質で苦痛の少ない検査が
できるものと考えています。

もちろんこの内視鏡で鎮静剤を併用すれば、
ほとんどストレスのない検査が受けられると思います。

皆様も一度試してみてください。

 

 

 

あっという間に、
オリンピックが終わりましたね。

 

始まるまでは色々ややこしかったですが、
いざ始まると日本人選手の活躍に、
夢中になり感動するものだと改めて思いました。

 

アマチュアの選手が、
メジャーな競技もマイナーな競技も含め、
自分の人生をかけた大一番に臨む大会は、
どのような結果であれ見るものにインパクトを与えます。

 

ましてやメダルを獲得するなど、
目標を達成された選手たちには、
これまでどれほどの困難を乗り越えてきたのか
色々と思いを馳せてしまいます。

 

スキージャンプのように、
たった数秒間のために4年間のすべてをかける競技には、
桜のような華やかさと儚さと潔さを感じます。

かたやカーリングのように、
大会期間中ずっと試合を行っている競技では、
体力と精神力の限界に挑んでいる姿に心を打たれます。

 

大切なのは日々地道に練習を積み、
長い期間そのことに集中し生活のすべてを捧げる
覚悟があるかということでしょうか。

 

私も見習いたいと思います。

 

 

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(日々の待合の清掃は私が担当しています)