2024年11月17日
11月中旬に差し掛かっても、
まだ日中は暖かい日が続いていますね。
季節感としては1か月ずれている気がします。
その様な状況ですが、
当院では先週からインフルエンザの患者様が
急に増えてまいりました。
報道でも同様の報告があり、
東京では流行期に入ったとされています。
例年日本では、
インフルエンザA型が12月下旬から2月上旬、
B型が2月から3月にかけて流行します。
今年は11月頃から感染者が増加し、
年末年始にピークを迎える可能性があるとのことです。
皆様もワクチン接種など早めの対策をお願いいたします。
当院では10月中旬より、
インフルエンザワクチンの接種を行っています。
インフルエンザワクチンは、
接種後約1~2週間でウイルスに対する免疫ができて、
約5ヶ月間効果が持続するとされています。
皆様も流行期が早まる可能性もありますので、
できるだけ早めに接種を済ませてください。
費用など詳しくは下記の新着情報をご覧ください。
高齢者の方には行政からの補助がありますが、
面倒な手続きはなく直接当院でお受けになれます。
またコロナワクチンの接種も
10月中旬から始まっています。
こちらは打つかどうかは悩むところです。
なんせ費用が高いのです。
インフルエンザとコロナでは
ワクチンの性質の違いで費用に差が出ますが、
コロナワクチンは1回15,000円もかかります。
インフルエンザワクチンが3,500円ですので、
4~5倍くらいの費用が掛かります。
ただこれも行政からの補助があり、
65歳から74歳は3,000円、75歳からは2,000円で
接種することができます。
元の値段を考えるとかなりお得だと思います。
コロナワクチンは現状で5種類の製品があります。
当院では今までに打たれたこともあると思いますが、
ファイザー製のコミナティーを使用していますので、
新たな副反応などのリスクも少ないと思います。
インフルエンザもコロナも両者とも、
感染すると肺炎など呼吸器の疾患をきたすことがありますので、
片方だけ予防しても十分に効果的とは言えません。
個人的には65歳以上の方はインフルエンザとコロナと、
両方受けておかれる方がいいと思っております。
こちらも当院の窓口で手続きができますので、
まだの方はご検討をお願いいたします。
また基礎疾患の無い65歳未満の方は、
コロナワクチンの接種は費用対効果の面で考えると、
個人的には積極的に打たなくてもいいと思っています。
反対に以下のような方は、
1万5000円の自己負担をしてでもコロナワクチン接種を
検討されてもいいのではないかと思います。
1.重要な予定を控えている方
受験生や大事な試験を控えている学生の方
結婚式や旅行など重要なイベントを控えている方
2.感染リスクが高い環境で働く方
海外出張が多い方
医療従事者、教育関係者、接客業従事者
3.家庭や周囲にリスクの高い人がいる方
高齢者、妊婦などと暮らしている場合
免疫抑制剤を使用している家族がいる場合
ただ多くの方もそうだったと思いますが、
ワクチンを打っていてもかかる場合もあります。
最終的には自己判断になるかと思います。
12月に近づくとさすがに寒くなると思いますし、
家の用事、仕事も忙しくなり、
体調管理が難しくなると思われます。
ワクチン接種も必要ですが、
手洗いやマスク装着など、
日常でできる感染対策も行ってください。
吉岡医院 吉岡幹博