京都市の胃カメラ・大腸カメラ・婦人科 吉岡医院

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胃ポリープとは?症状・原因・治療法までわかりやすく解説

胃ポリープとは?

胃カメラ検査で「胃にポリープがあります」と言われ、不安を感じた方も多いのではないでしょうか。胃ポリープは珍しい病変ではなく、健康診断などで偶然みつかるケースがほとんどです。
そこで今回は、胃ポリープの種類や症状、胃がんとの関係、検査や治療方法、予防の考え方までをわかりやすく解説します。

目次

胃ポリープとは?

胃ポリープとは、胃の内側を覆っている粘膜の一部が盛り上がり、こぶ状に発生した病変の総称です。大きさや形はさまざまで、数ミリ程度の小さなものから、1cm以上になるものまであります。
胃ポリープにはいくつかの種類があり、それぞれ原因や性質、注意点が異なります。見た目だけでは判断できないため、種類ごとの特徴を理解することが重要です。

過形成ポリープ

過形成ポリープは、胃ポリープの中でもっとも多く見られるタイプです。炎症を起こすことで、修復を繰り返す過程で細胞が増殖し、ポリープとして形成されます。慢性胃炎やピロリ菌感染が背景にあることが多く、中高年にみつかりやすい傾向があります。
多くの場合は良性で、サイズが小さければ特別な治療を行わず、定期的な経過観察となります。ただし、ポリープが大きくなった場合や数が増えた場合には、まれにがん化する可能性が指摘されるため、医師の判断に基づいたフォローが必要です。

胃底腺ポリープ

胃底腺ポリープは、胃の上部にあたる胃底部や胃体部にできやすいポリープです。近年は、胃酸分泌を抑える薬を長期間服用している人にみつかるケースが増えています。多くは数ミリ程度の小さなポリープで、無症状のまま経過することがほとんどです。
がん化のリスクは非常に低いとされており、基本的には経過観察が選択されます。ただし、数が急に増えた場合や形に変化が見られた場合には、追加検査が行われることがあります。

腺腫

腺腫は、胃ポリープの中でも注意が必要なタイプです。細胞に異型が認められ、将来的に胃がんへ進行する可能性があります。自覚症状がない場合でも、放置するとリスクが高まるため、内視鏡検査で発見された際には生検を行い詳しく調べます。
医師から切除を勧められた場合は、内視鏡治療によって早期に対応することで、胃がんへの進行を防ぐことが可能です。

胃ポリープの症状

胃ポリープは、多くの場合で自覚症状がありません。胃痛や胸やけ、吐き気などの症状が直接ポリープによって引き起こされることは少なく、健康診断や人間ドックで偶然発見されるケースがほとんどです。
ただし、ポリープが出血を伴う場合には、貧血や黒色便などの症状が現れることがあります。症状がなくても、定期的な検査で経過を確認することが大切です。

胃ポリープは胃がんになる?

胃ポリープがみつかると、「将来胃がんになるのではないか」と不安に感じる方が多いです。しかし、結論から言うと、胃ポリープがみつかったからといって、必ず胃がんに進行するわけではありません。
胃ポリープには複数の種類があり、その多くは良性で、がん化の可能性が低いものです。とくに過形成ポリープや胃底腺ポリープは、長期間経過を見てもがんに進行するケースはまれとされています。そのため、サイズが小さく、形に問題がなければ、定期的な内視鏡検査による経過観察のみで対応することが一般的です。
一方で、腺腫と呼ばれるタイプのポリープは、細胞に異型がみられ、将来的に胃がんへ進行する可能性があります。この場合は、詳しく診断を行い、必要に応じて内視鏡で切除することが勧められます。
また、胃ポリープそのものよりも、背景にある慢性胃炎やピロリ菌感染、胃粘膜の萎縮といった状態が、胃がんリスクに影響することも重要なポイントです。過度に心配する必要はありませんが、ポリープの種類を正しく把握し、医師の指示に従って定期的な検査を受けることが、安心につながります。

胃ポリープの検査・診断方法

胃ポリープの検査と診断は、主に胃カメラ検査によって行われます。胃カメラでは、胃の内側を直接観察できるため、ポリープの位置、大きさ、形、数などを詳しく確認できます。見た目だけでは良性か悪性かを判断できない場合が多いため、必要に応じて生検と呼ばれる組織検査が行われます。
これはポリープの一部を採取し、顕微鏡で細胞の状態を調べる検査です。これにより、ポリープの種類やがん化の可能性を評価します。検査は比較的短時間で終了し、日帰りで受けられるケースがほとんどです。医師は内視鏡所見と組織検査の結果を総合的に判断し、経過観察か治療が必要かを決定します。

胃ポリープの治療

胃ポリープの治療は、ポリープの種類や大きさ、がん化のリスクによって異なります。良性で小さなポリープの場合は、特別な治療を行わず、定期的な胃カメラ検査で経過を確認する方法が選ばれることが一般的です。
一方で、腺腫など将来的に胃がんへ進行する可能性がある場合、出血を伴っている場合には、内視鏡による切除が行われます。内視鏡治療は体への負担が少なく、開腹手術に比べて回復が早い点が特徴です。治療が必要かどうかは自己判断せず、医師の説明を理解したうえで判断することが重要です。

胃ポリープができやすい人

胃ポリープができやすい人には、いくつかの特徴があります。代表的なのは、慢性胃炎がある人やピロリ菌に感染している人です。胃粘膜に長期間炎症が続くことで、粘膜の細胞が増殖し、ポリープが形成されやすくなります。
また、加齢による胃粘膜の変化も関係すると考えられています。さらに、胃酸を抑える薬を長期間使用している場合、特定の種類のポリープが見つかりやすくなることがあります。生活習慣だけが直接の原因とは限りませんが、胃の状態を定期的に確認することが重要です。

胃ポリープの予防法

胃ポリープを完全に防ぐ確実な方法はありませんが、発生リスクを下げるポイントはあります。まず、ピロリ菌感染がある場合は、医師と相談のうえで除菌治療を検討することが重要です。それだけでなく、胃に負担をかけにくい食生活を心がけ、過度な飲酒や喫煙を控えることも胃粘膜の健康維持につながります。
症状がない場合でも、定期的に胃カメラ検査を受けることで、ポリープや胃の異常を早期に発見できます。不安を感じたときは放置せず、医療機関で相談することが安心につながります。不安がある場合は、一度医療機関で相談することをおすすめします。