京都市の胃カメラ・大腸カメラ・婦人科 吉岡医院

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逆流性食道炎とは?症状・治療法・受診目安を解説

逆流性食道炎とは?症状・治療法・受診目安を解説

逆流性食道炎は、胃酸が食道に逆流することで炎症を起こす病気です。胸やけや喉の違和感など、日常的に起こりやすい症状が多く、放置すると慢性化する可能性があります。そのため、逆流性食道炎の具体的な症状や治療方法について詳しく知っておく必要があります。
そこで今回は、逆流性食道炎の症状や原因、治療法、受診の目安までをわかりやすく解説します。

目次

逆流性食道炎とは

逆流性食道炎とは、胃の中にある胃酸や消化液が食道へ逆流し、食道の粘膜に炎症が起こる病気です。本来、食道と胃の境目には逆流を防ぐ筋肉の働きがありますが、加齢や生活習慣の影響によってこの機能が低下すると、胃酸が上がりやすくなります。
症状は胸やけだけに限らず、喉の違和感や咳など多岐にわたるため、他の病気と区別がつきにくいこともあります。軽い不調として見過ごされやすい一方、放置すると慢性化し、日常生活に支障をきたす原因になる点が特徴です。

逆流性食道炎の主な症状

逆流性食道炎では、胃や胸の不快感だけでなく、喉や呼吸器に関係する症状が現れることがあります。症状の出方には個人差があり、複数の症状が同時にみられる場合もあります。ここでは、逆流性食道炎の具体的な症状について解説します。

胸やけ・胃もたれ

逆流性食道炎でもっとも代表的な症状が胸やけです。胸の中央が熱く焼けるように感じたり、食後に不快感が長時間続いたりします。あわせて、胃が重く感じる胃もたれを自覚する人も多くみられます。
とくに、食べ過ぎた後や脂っこい食事の後、横になったときに症状が強く出やすい傾向があります。こうした症状が一時的ではなく、繰り返し起こる場合は注意が必要です。

酸味を伴うげっぷや胸の違和感

酸っぱい液体が喉まで上がってくるような感覚、酸味を伴うげっぷが出ることも、逆流性食道炎の特徴です。胸のあたりに圧迫感や違和感を覚える場合があり、心臓の不調と間違われることもあります。
実際には胃酸の逆流が原因となっているケースも多く、症状が食後や就寝前に強まる点が一つの目安になります。不安を感じる症状が続く場合は、早めに医療機関で相談することが大切です。

咳や喉の違和感

胃酸が食道を越えて喉まで達すると、喉の粘膜が刺激され、慢性的な咳や違和感が続くことがあります。喉がイガイガする、声がかすれる、何か詰まった感じがするといった症状が出る場合もあります。
これらの症状は風邪やアレルギーと判断されやすく、受診が遅れる原因になることがあります。咳止めや風邪薬を使用しても改善しない場合は、逆流性食道炎の可能性を考える必要があります。

逆流性食道炎の検査・診断方法

逆流性食道炎の診断では、症状の内容と検査結果を総合して判断します。代表的な検査が胃カメラによる内視鏡検査で、食道の粘膜に炎症やただれ、びらんが起きていないかを直接確認します。見た目に炎症が確認できる場合は診断が明確になりますが、症状があっても内視鏡では異常が見られないケースもあります。

あわせて、胸やけの頻度や時間帯、食後や就寝時の症状の変化、食事内容、飲酒や喫煙の有無、仕事中の姿勢など、生活習慣について詳しく問診します。

これらを踏まえて治療方針を決定するため、気になる症状がある場合は医療機関での検査を受けることが重要です。吉岡医院でも検査できるため、気になる方はぜひ受診してください。

逆流性食道炎の原因

逆流性食道炎は、単一の原因ではなく、日常生活や体の状態が重なって発症する病気です。主な原因を項目ごとに確認します。

食生活の影響

脂肪分の多い食事や高カロリーな食事は、胃酸の分泌を増やし、逆流を起こしやすくなります。早食いや一度に大量に食べる習慣も、胃への負担を高める要因です。
アルコールや甘い飲み物、炭酸飲料、刺激の強い香辛料などは、食道の粘膜を刺激し、症状を悪化させることがあります。とくに就寝前の食事は、横になることで胃酸が自然に上がりやすくなるため注意が必要です。

生活習慣の影響

喫煙や過度な飲酒は、食道と胃の境目の筋肉の働きを弱め、胃酸の逆流を助長します。前かがみの姿勢が多い仕事や、長時間のデスクワーク、締め付けの強い服装も腹圧を高める原因になります。
また、睡眠不足や慢性的なストレスは自律神経のバランスを乱し、胃酸の分泌量や消化機能に影響を与えるため、症状が出やすくなります。

体質・加齢による影響

加齢により、食道と胃の境目の筋力が低下すると、胃酸が逆流しやすくなります。さらに、肥満によって腹圧が高まると、胃の内容物が押し上げられ、逆流が起こりやすくなります。
もともと胃酸が多く分泌されやすい体質の人、逆流を起こしやすい体の構造を持つ人もおり、若い年代でも発症する可能性があります。

逆流性食道炎の治療法

逆流性食道炎の治療は、症状の程度に応じて薬物療法を中心に行い、それにあわせて生活習慣や食事内容の改善を組み合わせて進めていきます。逆流性食道炎の具体的な治療方法を解説します。

薬物療法

逆流性食道炎の治療では、胃酸の分泌を抑える薬を用いる薬物療法が基本となります。胃酸の刺激を減らすことで、胸やけや喉の違和感などの症状を和らげ、食道の炎症の回復を促します。
症状の強さや経過に応じて薬の種類や量を調整し、一定期間継続して服用することが重要です。自己判断で市販薬を使い続けるのではなく、医師の指示に従って治療を進めることで、再発や悪化を防ぐことにつながります。

生活習慣・食事の改善

薬物療法とあわせて、生活習慣や食事内容の見直しを行うことが治療効果を高めます。脂っこい食事や刺激の強い食品を控え、食事は腹八分目を意識します。
食後すぐに横にならないこと、就寝時に上半身をやや高くする工夫も有効です。日常の習慣を整えることで、症状の軽減だけでなく再発予防にもつながります。

日常生活でできる逆流性食道炎の予防方法

逆流性食道炎の予防には、胃酸の逆流を起こしにくい生活を心がけることが大切です。食べ過ぎや飲み過ぎを避け、就寝前の食事は控えるようにします。高脂肪・高糖質の食事を減らし、消化のよい食事を選ぶことも重要です。
また、禁煙や節酒を意識することで、食道への刺激を減らすことができます。姿勢を正し、腹部を締め付けない服装を選ぶことも予防に役立ちます。

症状が続くときの受診目安

胸やけが週に2回以上続く場合や、市販の胃薬を使っても症状が改善しない場合は受診を検討してください。咳や喉の痛み、違和感が長期間続く場合も注意が必要です。
さらに、体重減少、嘔吐、食べ物がつかえる感じなどの症状がある場合は、早めに医療機関で検査を受けることが重要です。早期に診断を受け、適切な治療を行うことで、症状の悪化や慢性化を防ぐことができるでしょう。