京都市上京区の胃カメラ・大腸カメラ・婦人科・一般内科・小児科 吉岡医院

医療法人博侑会 吉岡医院
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早くも・・・平成26年度インフルエンザの予防接種が始まりました

2014年10月7日

御嶽山の噴火、台風・・・。
自然災害が多く感じられる今日この頃です。
皆様はお変わりないですか?

さて、
今年もインフルエンザの予防接種が始まりました。

夏が終わって間もない時期ですので、
あまりピンときませんね。

季節性インフルエンザは、
毎年初冬から春先に流行する
ウイルス性の感染症です。

ほとんどが自然治癒する病気ですが、
肺炎、気管支炎のほか、脳症、心筋炎等を併発し、
重症化した場合には生命に危険が及ぶことがあります。

そのため予防接種を行うことにより、
感染を未然に防いだり(つまり予防したり)、
重症化するのを回避したりすることができます。
(注:かからなくなる訳ではありません)

 

インフルエンザの種類には、
A型株、B型株がありますので、
ワクチンにはその両者から抽出した物質が入っています。

流行するウイルス株は毎年微妙に変化していますので、
世界的にはどの株を使用するかは、
WHOの専門家会議などで決定されるそうです。

日本では国立感染症研究所の検討会議で、
WHO推奨株や我が国での流行状態を参考にして、
独自の株を選択するそうです。

 

ちなみに今年の株は、
A / カリフォルニア/7/2009(X-179A)(H1N1)pdm09
A / ニューヨーク/39/2012(X-233A)(H3N2)
B / マサチュセッツ/2/2012(BX51-B)
だそうです。

A / カリフォルニア・・・の方は、
2009年に大流行した、
当時新型インフルエンザと呼ばれた株です。

ワクチンは13歳以上は1回(または2回)、
6カ月から13歳未満は2回、
2-4週あけて接種します。

効果的な接種時期ですが、
通常の流行時期が12月末から3月頃ですので、
12月中旬までに終了することが望まれます。

接種後の免疫は個人差がありますが、
接種後1-2週間で抗体が上昇しはじめ、
3-4か月後には徐々に低下していくそうです。

卵アレルギーのある方は接種要注意です。

しかしワクチンに含まれる卵白は微量なので、
卵加工製品を食べても無症状の場合などは、
慎重に投与できる場合がありますのでご相談ください。

ということで、
時期を見極めて忘れないように、
皆さんも予防接種を受けてくださいね。

65歳以上の方は京都市より補助があります。
http://www.city.kyoto.lg.jp/hokenfukushi/page/0000109807.html
(平成26年10月15日から平成27年1月31日までです。)

ご参考になさって下さい。