医療法人博侑会 吉岡医院
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大腸憩室症について

2020年2月7日

ようやく冬らしい天気になってきました。
昨日は私にとっては今年初めての雪でした。
こんなに遅いのも珍しいですね。

 

インフルエンザの患者様も、
この時期にしては少ないようです。

 

インフルエンザの患者様が少ないのは、
新型コロナウイルス感染症が起こったためと、
一部では考えれているそうです。

 

マスクの使用やこまめな手洗い、
人ごみの中に出かけないようにしているのが、
インフルエンザの予防にもなっているといいます。

 

言われてみればなるほどと思います。
これが感染症予防の意識が高まるきっかけに
なっていることはいいことだと思います。

 

 

その代わりといっては何ですが、
新型コロナウイルス感染症の患者さんの
増加が止まりません。

 

新型コロナウイルス感染症に関しては、
京都市でも新たに1名感染者があり、
最初のころに報告された方と合わせ、
2名の感染者が出ています。

 

これに対しては医師会も動いてます。

 

京都府医師会では2月11日の祝日に、
医療機関向けに緊急の感染対策説明会が
開催される運びとなりました。

 

もちろん私も出席する予定です。
新しい知見があればまたご報告いたします。

 

 

 

 

さて皆様は、
「憩室」という言葉を
知っておられますでしょうか。

 

「けいしつ」とお読みします。
何となく「憩いの部屋」みたいで、
ほっこりした気分になりますね。
(…ならないですか?)

 

憩室は消化管の壁の一部が、
ポコッと嚢状に
腸管外に突出したものです。

 

よく病気で耳にするのは大腸憩室ですが、
実は憩室は、食道から胃、十二指腸、
小腸、大腸とあらゆる消化管にできます。

 

頻度としては大腸が最も多く、
次に十二指腸に多くあり、
食道、胃、小腸の順で少なくなります。

 

できる原因は、
先天的(生まれつき)のものと、
後天的のものがあります。

 

大腸憩室の多くは後天的で、
40歳以下では10%以下で認めるのみですが、
80歳以上になると約70%に上昇します。

 

腸管の壁の弱い部分があり、
内圧の上昇や腸管の蠕動などの影響で、
壁の一部がへそのように飛び出すと
考えられています。

 

 

 

 

画面の中央やや右上に
少しへこんでいるところがありますが、
これが大腸における憩室です。

 

 

 

 

別の憩室のさらに接近したところです。
この憩室は大きいと思いますが、
大きさはまちまちです。

 

 

もともと日本人には少ない病気でしたが、
食事の欧米化に伴い、
我が国でも徐々に増えているようです。

 

憩室を持つ方はほとんどが無症状ですが、
検診などで実施した大腸カメラで、
偶然発見されることが多いです。

 

憩室が見つかったからといって、
無症状のものに対しては、
特に処置は行いません。

 

この場所に憩室が存在する、
そのことだけ知っておいて頂きます。

 

 

なおこの「憩室」に関しては、
私は小さな悩みを抱えています。

 

実は私は滑舌が悪いので、
「けいしつ」という発音に
いつも苦労するのです。

 

どうしても「けーしゅつ」と
聞こえてしまうようです。

 

私も日々大腸カメラをやっておりますので、
憩室にはよく遭遇します。

 

そのたびに、患者様には、
「憩室があります」と伝えるのですが、
初めて聞く方は「え?」となります。

 

よく聞く病名であれば多少は発音が悪くても、
何となく伝わるのですが、
初めて聞く単語を滑舌悪く発音すると、
皆様聞き取れずに「何ですか?」となります。

 

最近では意識して「け・い・し・つ・です。」
と一語ずつ分けて言うと、
「重病ですか?」というような反応が返ってきます。

 

 

意識すれするほど、
変な発音になってしまい、
最近ではちょっとあきらめの境地です(笑)

 

しかも伝えたところで、
内視鏡では特に処置も不要というところが、
今一つ煮え切らないところです。

 

 

どうでもいいことですね。
すみません。

 

 

今回このテーマを取り上げたのは、
皆様にこの「憩室」という言葉を知って頂きたい、
またこれに関係する病気もしばしば遭遇しますので、
それをお伝えしたいということにあります。

 

憩室に関する病気についたは、
また次回以降にご紹介をいたします。

 

まずは「憩室(けいしつ)」という言葉を
知って頂ければ幸いです。

 

 

 

 

吉岡医院   吉岡幹博