医療法人博侑会 吉岡医院
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世間の常識ではこれは「第3波」でしょう

2020年11月17日

秋も深まり紅葉も美しい時期なりました。

朝は特に冷え込みますので、
皆さんも暖かくしてお休みください。

風邪の患者様が少しずつ増えています。
皆さんもご自身でできる範囲での感染対策
よろしくお願いいたします。

さて、
コロナ感染が一段と増えてまいりました。

発熱や風邪症状の患者様の診療には、
まずコロナ感染を念頭に置き、
感染対策をしながら診療にあたっています。

具体的には、
発熱患者様には正面から院内に入らずに
奥の発熱外来の部屋にご案内いたします。

対面での接触時間を減らすため、
電話で問診をとり、必要な検査、治療を準備し
発熱外来では最小限の診療を行います。

その際PPE(個人防護具)を着たりしますので、
お一人の発熱患者様を診療するには、
これまでの診療の何倍もの時間と労力がかかります。

11月中旬になってから、
このような対応が少しずつ増えている
印象があります。

最近見たニュースでは、
北海道での感染者数が大幅に増えているようです。
やはり気候的に寒いのもあるかと思っておりました。

しかし一方で、
沖縄でも増えているとのことでした。
これは季節的な説明がつかないと思いました。

大阪でも1日の感染者数が過去最高を更新し、
東京は当たり前のように、
連日多数の感染者が出ています。

日本全体でも急激に感染者が増え、
これまでの最も多い感染者数を
連日更新するような状況となりました。

この状況は下の新規感染者数のグラフを見ても、
明らかに第3波に思えます。

第1波は緊急事態宣言が出た4月あたりのピーク、
第2波は緊急事態宣言解除後の7月~8月のピーク、
この時は特に大きな対策なく自然に乗り越えました。

そして今回です。
誰が見ても3つ目の山が
立ち上がっているように見えます。

ただこの山を「第3波」とは言わないようです。

記者会見の中で現官房長官は、
「第3波の具体的な定義はない」と語ったそうです。

可笑しくて笑ってしまいました。
「第3波」と答えてしまうと、
都合が悪くなる案件があるのでしょう。

政治家の発言には、
言葉の端々に「やましさ」が
見え隠れします。

そして都合が悪くなると、
その様なことは言っていない、
国民の皆様が誤解されているではないか、
とすり替えるわけです。

全国の新規感染者数については
「11月以降、増加傾向が強まっている」と指摘。
「引き続き最大限の警戒感を持って
対処しなければいけない」と言ったそうです。

『11月以降、増加傾向が強まっている』
見ればわかります。

『引き続き最大限の警戒感を持って
対処しなければいけない』
これも当たり前のことです。

第3波は定義されていないかもしれませんが、
誰もが認識できる言葉としてなら、
使ってもいいじゃないでしょうか。

それともこの人たちには、
「コロナ感染が始まった今年2月頃から数えて、
3回目の感染者増加傾向のタイミング」などといわないと、
今回のことと認識できないのでしょうか。

北海道の増加のみならず沖縄の増加、
京都も本日、警戒の最高レベルとなる
「特別警戒基準」に達したとの報道があります。

皆様もお気づきかと思いますが、
単に季節的な要因だけではないと思います。
やはりGo Toが大きいのではないでしょうか。

Go Toキャンペーンに関しては、
先日こんな報道がありました。

『Go Toキャンペーンについて、
京都市の門川市長は西村経済再生担当大臣と面会し、
来年の梅雨の時期まで延長してほしいと要請しました。』

これは今日からわずか4日前の話です。
感染者が全国的にも急増している中での出来事です。
そして今日京都は「特別警戒基準」に達しています。

北海道や札幌市は、
感染拡大を受けて道内外からの
札幌への旅行の自粛を要請しています。

また大阪府知事は、
5人以上の会食をGo Toイートから
除外するように要請しています。

その様な危機感を抱えた状況の中で、
京都市長はGo Toキャンペーンの延長を
要請しに行ったそうです。

国も京都市も理解不能なロジックで動いています。
京都府はこの状況を静観(無視)しているように見えます。

皆様も個人レベルでできることを実践いただき、
これから来るであろう第3波には、
十分にお気を付け下さいませ。

 

吉岡医院  吉岡幹博