京都市上京区の胃カメラ・大腸カメラ・婦人科・一般内科・小児科 吉岡医院

医療法人博侑会 吉岡医院
診療時間 午前9時~/夜診17時~
婦人科は夜診なし
休診日 木・日・祝/土(午後)
※令和5年7月より木曜日は
 休診日となりました
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毎年これからがあっという間です

2021年9月7日

9月に入りました。

お盆や夏休みと、
いろいろ行事の多い8月が終わると、
何となく寂しげに9月がスタートします。
(私の主観ですが)

今まで長かった昼の明るい時間は、
目に見えて短かくなり、
気分が少しずつ閉塞したような感じになります。
(私の主観ですが)

皆様はこの時期、
いかがお過ごしでしょうか。

 

9月といってもお盆が過ぎたところで、
気分的にはあと半年くらい残っている感じですが、
実際は今年はあと4か月しかありません。

残暑が感じられる9月を過ぎると、
10月中旬からはインフルエンザワクチンの
接種が開始となります。

例年ここから医院は忙しくなります。

涼しくなると感染症が増えてくることと、
10月、11月はインフルエンザワクチンの対応で
あっと言う間に過ぎ去ります。

はっと気がつくと12月です。
12月は例年多忙すぎて、
どのようにして乗り切ったか記憶にありません。

それに加えて今年は、
コロナワクチンの接種も
引き続き行わなければなりません。

通常の診療、
発熱外来でのコロナ対応、
コロナワクチン、
インフルエンザワクチン。

ちょっと気が重くなってきました。

 

さらに追い打ちをかけるように、
今年のインフルエンザワクチンの供給が、
例年より少なくなるとの通知が来ています。

コロナワクチンでもいまだに供給が少なく、
全ての方が予約できず混乱を招いていおります所に、
インフルエンザワクチンまで少ないとなると、
さらなる混乱は避けようがありません。

 

在庫を抱えたくない
製薬メーカーの陰謀なのか、
私にはわかりません。

ただこのような医療に負荷がかかっている状態で、
さらなる混乱を招くような事態は、
できれば避けていただきたいと思っております。

 

因みにですが、
コロナワクチンの前後2週間は、
他のワクチンを打つことができません。

ファイザーのコロナワクチンは、
1回目と2回目の間隔が3週間です。

ファイザーのワクチンを打って
2週間後にインフルエンザワクチンを打つと、
2回目のファイザーのワクチンが打てなくなります。

従ってインフルエンザとファイザーのワクチンを
同じ時期に接種しようと思うと、
少なくとも5週間かかります。
(計算合ってますでしょうか)

【パターン①】
ファイザー1回目
↓ 3週間
ファイザー2回目
↓ 2週間
インフルエンザ

【パターン②】
インフルエンザ
↓ 2週間
ファイザー1回目
↓ 3週間
ファイザー2回目

ファイザーのワクチンの2回目を先送りし、
次のようなパターンもなくはありません
(イレギュラーですが)

【パターン③】
ファイザー1回目
↓ 2週間
インフルエンザ
↓ 2週間
ファイザー2回目

これなら全部で4週間ですが、
通常ファイザーを4週間後に組むのは、
物理的には難しいと思われます。
(ファイザーのワクチンは1バイアル6人分ですので、
1人だけ違う日に打つことは難しいからです)

モデルナは4週間隔なので、
可能かもしれませんね。

 

このようなことを気を付けながら、
これから始まるインフルエンザワクチンの
準備をしなくてはなりません。

予約をする方も予約を取るほうも、
ちょっと注意が必要で、
煩雑な作業になりそうですね。

 

これから年末までは、
忙しくなること間違いなさそうです。

そしてもう言っておきます。

「今年もあっという間に
終わってしまいました。」

 

限られた時間を
大切に使いたいと思います。

 

吉岡医院  吉岡幹博