2025年6月7日
6月になりました。
日照時間が長くなり6時ころまで明るいので、
何となく時間にゆとりを感じます。
梅雨の季節ですが、
もう少し爽やかな時期が続くといいですね。
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さて本日は医師会についのお話です。
医師会は一般的には圧力団体とみなされ、
皆様にはあまりいいイメージはないと思います。
しかし結構地道に活動も行っています。
医師会の頂点は日本医師会です。
その下に都道府県医師会があります。
京都であれば京都府医師会となりますが、
さらにその下に地区医師会が置かれています。
京都府下には26の地区医師会があり、
当院の所属する地区医師会名は、
「京都市西陣医師会」となっております。
地区医師会は大体行政区と一致して存在し、
「左京医師会」「右京医師会」などがあります。
そのような中で当医師会は、
珍しく上京区と北区にまたがっています。
北は北大路通、南は丸太町通り、
西は西大路通、東は堀川通が
おおよそのエリアとなっております。
北区には別に北医師会が存在し、
上京区には堀川通から東の上京東部医師会があり、
北区と上京区は3つの地区医師会が担当しています。
京都市西陣医師会は昭和22年(1947年)に設立され、
長い歴史のある地区医師会の一つです。
衣笠・金閣、紫野、乾隆、西陣中央、
二条城、仁和・翔鸞の6つの班と
聖ヨゼフ医療福祉センター、堀川病院、西陣病院、相馬病院の
4つの病院班で成り立っています。
その中に病院と診療所を合わせて約100の医療機関があり、
約200名の会員が、日々の診療に従事しています。
医師会の活動としては、
北区・上京区在宅医療介護連携支援センターの運営や
特定健診、胃・大腸がん検診、乳がん検診などの健診事業や、
行政や各関連業界との連携を行う上京区、北区地域医療、
インフルエンザやコロナなどの感染対策、
救急や災害医療など多岐にわたります。
このような活動を行うために、
西陣医師会にも理事会が存在します。
会長、副会長、各業務担当理事約10名と監事2名で、
月1回水曜日の診療後20時半から22時ころまで、
理事会を開催しています。
私も8年前にから理事会に呼んでいただき、
1期2年で4期を務めてきました。
庶務、在宅医療、保健、健診、地域医療、感染対策と
順番に担当してきました。
理事での仕事も多少負担がありますので、
4期務めそろそろお役御免かと思っておりましたが、
なかなか成り手がいないのも現状としてあります。
一度理事会に入ってしまうと、
辞めるタイミングを逃してしまうことがあります。
私のように断るのが下手だとなおさらです。
ということで今年5月で2年の任期が終了でしたが、
残留するようにお声がけいただきましたので、
今期も続投させていただくこととなりました。
何がやりたい?と会長から聞かれたので、
業務の負担が少ない「会計」を希望しました。
そうして希望通り会計担当になったのですが、
同時に副会長をやるように言われました。
副会長はもう1名おられますので、
私は見習いのような立ち位置です。
長くやっていると、
さらに抜けにくくなってしまいました。
皆さんに迷惑をかけないように、
2年間頑張りたいと思っております。
今回は
あまり知られていない医師会の活動について、
簡単に紹介してまいりました。
皆様のお役に立てるよう、
有意義な活動を行ってまいりたいと思っております。
よろしくお願い申し上げます。
吉岡医院 吉岡幹博