2025年6月27日
梅雨に入り、湿気と気圧のせいか、
体が重たく、気分もどんよりしがちです。
「なんとなくだるい…」そんな声をよく聞きます。
この季節特有の不調かもしれませんが、
もし、だるさがずっと続いていたり、
寒がりやむくみ、気分の落ち込みなどもあれば・・・、
それは「甲状腺」の病気かもしれません。
甲状腺は、首の前側にある小さな臓器です。
全身の代謝をコントロールする、
大切なホルモンを出しています。
このホルモンが不足すると「甲状腺機能低下症」。
出すぎると「甲状腺機能亢進症(バセドウ病)」といわれます。
機能低下では、疲れやすさ、冷え、便秘、気分の沈みが続き、
「年のせいかな?」「更年期かな?」と見逃されがちです。
一方で機能亢進では、動悸や発汗、イライラ、体重減少など。
「なんだか最近、自分らしくない」そう感じる方もおられます。
どちらも、ゆっくり進むことが多いため、
ご本人も気づかないまま過ごされることが少なくありません。
こんな症状、ありませんか?
・朝起きるのがつらい、1日中だるい
・食べていないのに体重が増える/減る
・脈が速い、または遅い
・首の腫れや違和感がある
・寒がり、または暑がりになった
・気分が落ち込みやすい、集中できない
・月経不順が気になる
・髪が抜けやすくなった
ひとつでも当てはまる方は、
甲状腺のホルモンバランスが崩れている可能性があります。
当院では火曜日、金曜日の午前中に、
糖尿病、生活習慣病、甲状腺外来を行っております。
それ以外の日でも、
ひとまず診察を行い血液検査などを行ったうえで
専門外来につなげることもできます。
甲状腺は小さくても大きな役割を果たしています。
心と体のバランスを整える一歩として、
ぜひ当院にご相談ください。
吉岡医院 吉岡幹博