京都市の胃カメラ・大腸カメラ・婦人科 吉岡医院

京都市の胃カメラ・大腸カメラ・婦人科 吉岡医院
診療時間 午前9時~/夜診17時~
2診・婦人科は夜診なし
休診日 木・日・祝/土(午後)
  • お問い合わせ

    075-451-0164

インフルエンザワクチンの接種が始まりました

2025年10月7日

。10月になりました。
今年も早いものであと3か月となりました。
皆様いかがお過ごしでしょうか。

毎年この時期からお正月までは、
普段にもましてあっという間に過ぎていきます。
時間に追わないように過ごしたと思います。

さて夏が終わったところですが、
10月1日からインフルエンザの予防接種が、
例年より少し早めに始まっています。

いつもなら65歳以上の方と同時に、
一般の方も接種を開始するところですが、
今年は10月にワクチンが納品され次第開始しました。

このように普段より開始時期を早めているのは、
インフルエンザの感染がすでに広がっているからです。
今年は真夏にインフルエンザの方がおられました。

65歳以上の方で助成を受けられる方は、
10月15日から接種を受けられます。
今しばらくお待ちになってください。

 

インフルエンザワクチンの目的は、
感染そのものを完全に防ぐことではなく、
発症しても重症化を防ぐことにあります。

つまり「かかりにくくする」ことよりも、
「かかっても軽くすませる」ことを目指しています。

体の中で免疫細胞がウイルスの情報を記憶し、
抗体や細胞性免疫を準備することで、
ウイルスが侵入した際に素早く反応するようになります。

接種後の効果はおよそ2週間後から出始め、
4〜5か月持続します。

10月から11月にかけて接種することで、
流行期となる年末年始にちょうど
免疫がピークを迎えます。

コロナがある程度落ち着いた今、
インフルエンザに対する意識も
少し低くなっているかもしれません。

それでもかかると40度近い発熱と倦怠感、
場合によっては肺炎になるなど、
生活や仕事に大きく影響します。

ワクチンを打ってもインフルエンザにかかることはありますが、
重症化して入院となることがないよう、
特にご高齢の方は積極的に受けていただければと思います。

厚労省のデータでは、
インフルエンザワクチン接種により
入院率が約50〜60%減少するとされています。

体調のよい日に早めに接種を済ませ、
冬の流行に備えるましょう。

 

吉岡医院  吉岡幹博