2026年4月18日
健康診断や便潜血検査で再検査をすすめられたものの、本当に受けたほうがいいのかどうかと迷っていませんか。仕事が忙しいと、つい後回しにしてしまう方も多いかもしれません。しかし、大腸の病気は自覚症状が少ないまま進行することもあります。この記事では、大腸カメラ検査を受けたほうがよい人の特徴や年齢、タイミングについて解説します。
目次
大腸カメラ検査は受けたほうがいい?
大腸カメラ検査は多くの方にとって「受けたほうがよい検査」のひとつです。特に大腸がんは、早期に発見できれば治療できる可能性が高い病気とされています。また、大腸ポリープの一部は将来的にがんへと進行する可能性があり、検査中に切除できれば、予防にもつながるでしょう。
さらに注意したいのは、大腸がんは初期段階では自覚症状がほとんどないことが多い点です。症状がないからといって安心せず、リスクに応じて大腸カメラ検査を受けることが大切です。定期的に状態を確認することで、小さな変化にも早く気づきやすくなるでしょう。
大腸カメラ検査を受けたほうがいい人
大腸カメラ検査は、症状がある方だけでなく、年齢的や遺伝的な面から大腸がんのリスクに当てはまる方にもおすすめです。ここでは、特に大腸カメラ検査を受けたほうがよい代表的なケースをご紹介します。
一度も大腸カメラを受けたことがない人
これまで一度も大腸カメラ検査を受けたことがない方は、症状がなくても一度は検査を検討しましょう。大腸の病気は、気づかないうちに進行していることもあり、検査を受けて初めて見つかるケースも少なくありません。特に忙しい働き世代では、体調の変化を見逃しやすく、受診のタイミングを逃してしまうこともあります。一度検査を受けて異常がなければ、その後の検査間隔の目安も立てやすくなるため、将来の健康管理にもつながるでしょう。最近では、検査前に使用する下剤が飲みやすくなったり、検査当日は鎮静剤を使用したりして負担を抑えながら受けられる医療機関も増えており、以前よりも安心して検査を受けやすい環境が整っています。
便潜血検査で陽性(再検査)になった人
健康診断などで行われる便潜血検査で陽性となった場合は、必ず大腸カメラ検査を受けることが大切です。便潜血検査は、大腸からの出血の可能性を調べるものであり、ポリープや大腸がん、炎症などが隠れていることがあります。このとき、たまたまかもしれないと自己判断で放置してしまうと、病気の発見が遅れる原因になります。出血の原因は一時的なものから治療が必要な病気までさまざまであり、見た目では判断できないことも少なくありません。実際には問題がない場合もありますが、それを確認するためにも精密検査としての大腸カメラが必要です。再検査の指示があった場合は、できるだけ早めの受診を心がけましょう。
便秘や下痢など便通異常が続いている人
便秘や下痢といった便通の異常が長く続いている場合も、大腸カメラ検査を検討したほうがよいサインです。一時的な体調不良であれば問題ないこともありますが、症状が慢性的に続く場合は、大腸の炎症やポリープ、腫瘍などが関係している可能性も否定できません。また、便の形が細くなったり、残便感があったりする場合も注意が必要です。いつもと違う状態が続くときは軽視せず、原因を明らかにするための検査を受けることが大切です。こうした症状は腸内環境の乱れだけでなく、病気のサインとして現れている場合もあります。放置することで症状が悪化し、発見が遅れるたりする可能性もあるため、早めに原因を調べておきましょう。
家族に大腸がん・大腸ポリープの既往がある人
家族に大腸がんや大腸ポリープの既往がある方は、そうでない方に比べて発症リスクが高いとされています。そのため、症状がなくても早めに大腸カメラ検査を受けるようにしましょう。特に親や兄弟姉妹など近親者に既往歴がある場合は、遺伝的な要因や生活習慣の影響が関係していることもあるため、自分は大丈夫と考えず、定期的なチェックを行うことが重要です。早期に異常を見つけることで、将来のリスクを大きく減らすことにつながります。実際に、家族歴がある方はポリープが見つかる可能性があるため、無症状でも注意が必要です。あらかじめ定期的に検査を受けておくことで、安心して日常生活を送ることにもつながります。
大腸カメラ検査を受けたほうがいい年齢
大腸カメラ検査は、一般的に40代以降から一度は受けるようにしましょう。大腸がんの発症率は年齢とともに上昇するため、症状の有無にかかわらず定期的な検査が大切です。目安としては、異常がなければ数年に一度のペースで検査を受け、ポリープが見つかった場合は医師の判断に応じて間隔を短くできます。また、家族歴がある方や生活習慣にリスクがある方は、より早い段階での受診がおすすめです。年齢をひとつの目安にしながら検査計画を立てましょう。特に40代以降は自覚症状がなくてもポリープや初期のがんが見つかることもあり、早めの確認が安心につながります。定期的に検査を受けることで、将来の大きな病気を未然に防ぐことにもつながります。
大腸カメラ検査でわかる主な病気
大腸カメラ検査では、大腸がんをはじめ、大腸ポリープ、潰瘍性大腸炎、感染性腸炎など、さまざまな病気を確認することができます。特にポリープは自覚症状がないことが多く、検査で偶然見つかるケースも少なくありません。また、出血の原因や炎症の状態を直接観察できるため、症状の原因特定にも役立ちます。病気の種類や進行度によっては、その場で処置が行われることもあり、診断と治療の両面で重要な役割を持つ検査です。早期発見・早期治療につながる点も大きな特徴といえるでしょう。
大腸カメラを受けるべきか迷っている方へ
「自分は受けたほうがいいのか分からない」と迷っている場合でも、気になる症状がある方や不安がある方、これまで一度も受けたことのない方は、一度医師に相談することをおすすめします。大腸の病気は早期発見が非常に重要であり、早めに検査を受けることで安心につながるケースもあります。また、日帰りで受けられる場合が多く、負担を抑えた検査体制を整えている医療機関も増えています。当院でも大腸カメラ検査を行っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。