京都市上京区の胃カメラ・大腸カメラ・婦人科・一般内科・小児科 吉岡医院

医療法人博侑会 吉岡医院
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コロナ第8波兆しとインフルエンザの始まり

2022年11月7日

秋の爽やかな晴天が続ています。

先週は長年応援を続けているオリックスが優勝し、
ふわふわした1週間を過ごしました。
職員や患者様からお祝いの言葉もかけてもらいました。

この場を借りて御礼申し上げます。
ありがとうございました。

 

医院の方では
コロナワクチンとインフルワクチンの接種が重なり、
接種日には大勢の方がお越しになっています。

年末まではこのような状況が続くと思われます。
院内も時間帯によっては混雑することが予想されます。
ご不便をおかけしますが何卒よろしくお願いいたします。

 

 

さて、
行動制限のなくなった秋の行楽シーズン、
もうコロナ前と同じような状況ですね。

韓国や渋谷のハロウィンは、
もはやコロナとは別の次元の問題が起きていますが、
言い換えればコロナへ意識は完全に薄れています。

当然と言えばそうなのですが、
コロナの感染は11月に入ってから、
反転し増加してきました。

当院でも学生さんなど若い方を中心に、
コロナ陽性の方の割合が増えてきました。

ただ以前のように全例登録しませんので、
医院の実務としてはそれほどかわりありません。
その点ではとても助かっています。

 

現在主流のコロナウイルスはBA.5というもので、
この夏の第7波は東京では98%がこの変異株でした。
それが10月に入り95%程度とにわずかに減少しています。

それと入れ代わるように各国で増えているのが、
いずれもオミクロン株の1種でさらに変異が加わっている、
「BQ.1」と「BQ.1.1」「XBB」です。

アメリカではすでにBA.5は約半分に減少し、
「BQ.1」が14%、「BQ.1.1」が13.1%、「BA.4.6」が9.6%、
「BA.5」から派生した「BF.7」が7.5%などとなっているそうです。

 

現在わが国でコロナの感染者増加しているのは、
BA.5が完全には消えなかったところに規制緩和などで、
再燃している状態だと考えられています。

今後「BQ.1」系統が入り込んでくると、
BA.5よりも免疫を回避しやすいとされ、
この冬に流行する可能性があるとのことです。

そのままシームレスに
BQ.1主体の第8波に移行してくかもしれませんね。

現在の2価ワクチンがどの程度の効果かは分かりませんが、
BQ.1も同じオミクロン株のワクチンとのことで、
ワクチン接種は引き続きしておいた方が良いとのことです。

 

また先日、
発熱外来に来られた大学生の患者様で、
インフルエンザA型が検出された方がおられました。

当院では今シーズン第1号のインフルエンザの患者様です。
まだまだコロナが主流の発熱外来ですが、
今後はインフルエンザも睨んでいかなければなりません。

症状でコロナとインフルエンザを区別するのは難しいと思います。
当院では両者を同時に調べる抗原キットもの扱いもあり、
今後はこのキットを使う機会が多くなると思われます。

 

皆様も発熱の際には
なるべく早く検査にお越しになってください。

 

それと可能であれば、
インフルエンザとコロナのワクチン接種も
受けていただく方がいいと思います。

インフルエンザとコロナのワクチンは、
投与間隔に制限はなく同時接種も可能です。

ただ副作用で倦怠感や高熱が出たりすることもあり、
できれば1週間から2週間くらいは開けたほうが、
個人的にはいいかなと思っております。

ご予約は電話で受け付けております。
よろしくお願いいたします。

 

吉岡医院  吉岡幹博