2024年9月17日
残暑が厳しい今日この頃ですが、
皆様いかがお過ごしでしょうか。
2021年に当院に開設した婦人科が、
この9月で3周年を迎えることができました。
これも地域の皆様のご支援の賜物と考えており、
当院も微力ながら地域医療に貢献できているとすれば、
これ以上の喜びはありません。
その御礼と現在の婦人科の診療の状況について、
今回は私(院長)ではなく婦人科担当医(私の妻)より、
この場を借りてご挨拶とご報告をさせていただきます。
よろしくお願いいたします。
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婦人科を担当しております吉岡有紀と申します。
2021年9月に3階で診療を始めた婦人科も無事3周年を迎えることができました。
たくさんの患者様とお話しして、改めて気づかされることも多く、日々勉強だなあと感じています。
これからも、患者様の困っていること、不安に感じていることに耳を傾け、一緒に対処・治療を検討していけたらと思っております。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
さて、今回は婦人科外来のトピックである子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)についてご案内します。
若い方は、自分は癌なんて関係ないわ、と思っておられるかもしれませんが、当院でも20歳前半で子宮頸がん検診で異常と結果がでる患者様が増えております。
その方たちの多くは詳しく調べると頚がんHPVハイリスク群が陽性なのです。
日々の診療に携わっていると、対象年齢の方はHPVワクチン接種をきちんと検討していただきたいと思うのです。
1997年4月2日生まれ~現在高校1年生の女子は来年3月までしか子宮頸がんワクチンを公費で接種することができません。
この頸がんワクチンは標準的なスケジュールだと接種完了まで6カ月かかります。
そうです、9月中に1回目の接種を行わなければ間に合いません。
まだ予約可能ですので、接種をお考えのかたは一度お電話でご相談ください。
・京都市内に住民票がある方は書類がなくても当院でご用意できます
・京都市以外に住民票をお持ちの方も当院で接種できる場合が多いですので、手続きなどご案内させていただきます
・午前中に来院が難しい方は17時~19時の1階の外来で接種可能です
・都合により9月以降に接種希望の方、半年のスケジュールでは接種が3月に完了しない出遅れた方もご相談ください。最短4カ月で接種終了するスケジュールをご案内します
このワクチンは1本約3万円のワクチンです。後で自分で接種するには高価だと思います。
接種しようか悩んでおられる方は一度気軽にご相談ください。
京都市:ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの定期予防接種について
最後に。
ワクチン接種で来院される方が増え、通常診療の患者様をお待たせすることもありますが、職員一同できるだけスムーズに外来診療ができるよう頑張っております。
接種が完了する来年3月までは若い女子の頚がんのリスクを減らすため、ほんの少し暖かい気持ちで見守って頂けると助かります。
吉岡医院 婦人科
吉岡有紀