2025年11月7日
朝夕がひんやりとして、
金木犀の香りがふわっと漂う季節になりました。
夏の疲れを感じながらも、心が落ち着く秋です。
皆様はいかがおすごしでしょうか。
実はこの時期、体調の変化に気づきやすい時期でもあります。
「疲れが抜けにくい」「体重が増えてきた」
そんな小さな変化が、体からのサインであることも少なくありません。
今回はそのようなときにぜひ受けておきたい、
健診についてのお話です。
さてタイトルにもありますが、
秋は健診の季節でもあります。
健診を受ける目的は、病気を見つけることだけではありません。
血圧・血糖・脂質などを定期的に確認することで、
生活習慣病の芽を早めに見つけ、重症化を防ぐことができます。
糖尿病や脂質異常症、高血圧などは、
初期にはほとんど自覚症状がありません。
しかし、動脈硬化を進行させ、脳卒中や心筋梗塞の原因となります。
健診で「少し高め」と言われた段階での対策が、
10年後の健康を大きく左右します。
また、日本人に多い胃がん・大腸がんも、
早期発見できれば高い確率で治すことができます。
吉岡医院では、胃カメラ・大腸カメラ検査を
健診や人間ドックの一部として受けていただけます。
鎮静(静脈麻酔)を併用すれば、
半分眠ったまま検査を終えることができ、
苦痛の少ない内視鏡を受けることが可能です。
胃カメラでは、
ピロリ菌感染の有無や慢性胃炎、
早期胃がんを確認します。
大腸カメラでは、
ポリープをその場で切除できることもあります。
どちらも「症状が出る前に調べる」ことが
とても大切です。
さらに、オプション検査として
呼吸機能検査・頸動脈エコー・骨密度なども実施しています。
肺の異常、動脈硬化の程度、骨の状態などを
一度の健診で総合的に評価することが可能です。
健診は「自分のため」だけではなく、
「大切な人のため」に受けるものでもあります。
ご家族が安心して過ごせるように、
健康を維持することは、いちばん身近な思いやりです。
病気を予防することは、
将来の医療費や治療負担を減らすことにもつながります。
元気に働き、趣味を楽しみ、家族と笑い合う。
そのための“健康の基盤”を整えるのが健診です。
吉岡医院では、
入職時健診、定期健診、人間ドックなど、
目的や年齢に合わせたコースをご用意しています。
忙しい方のために、夜間(17時以降)の健診も可能です。
お仕事帰りに気軽に受けていただけます。
企業や学校など、団体健診にも対応しています。
「これまで健康が取り柄で、
病院にはかかったことがありません」
このようなことをいう方がおられます。
私はこういう方こそが一番危険だと思っています。
根拠もなくご自身の健康に自信があるため、
逆に健康管理ができていないこともあるのです。
若い時はそれでも問題なかったかもしれません。
ただ歳を重ね50歳や60歳という年齢になると、
様々な病気の頻度が上がってきます。
検査をしてみると思わぬ病気にかかっていたり、
突然大きながんが見つかったりということも、
決して少なくありません。
この秋、
ご自身のために、そして大切な人のために、
一歩踏み出し、健診を受けてみませんか。
「何もなければ安心」
「何かあっても早く気づけた」
それが、健診の本当の価値です。
心と体のバランスを整える季節。
吉岡医院が、あなたの健康をサポートします。
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吉岡医院 吉岡幹博